擬似娘の結婚披露宴に参列した。
2007年の秋、研修を終え、その娘はスタMasaの部署に配属された。
その娘は、その年、大学を卒業したばかりの23歳。スタMasaとは丁度30歳の年齢差がある。親子みたいなものだ。
1年半、スタMasaは、その娘と仕事をした。明るく屈託のない娘である。
スタMasaの実の娘は、高校生。一人娘である。 可愛くて、べたべたにして育てた。 思春期を迎えた実の娘は、父を嫌うようになった。 そういう時、職場の擬似娘は、何かにつけてスタMasaを頼ってくれた。
スタMasaは、いつしか擬似娘と実の娘を混同するようになった.....。
2008年の初秋、擬似娘は、交際している男がいることをスタMasaに告げた。 スタMasa,たじろぐ
居ても立っても居られなくなったスタMasaは、その男を呼び出した。 男は、当職場の他の事業所に勤務する、擬似娘の同期であった。
よくよく考えると(考えなくてもだが...)、スタMasaと擬似娘は、アカの他人である。 他人のスタMasaが、その男に面接するのは、筋違いである。
だが、スタMasaは、どうしても、その男が擬似娘に相応しいかを、確認したかった。
男は、スタMasaの申し出に応じた。 今、考えると、すごいことである。彼はスタMasaに対し「あなたには関係ない」と言って、スタMasaの申し出を無視することが出来たはずだ。 しかし、彼は来た。
柔道二段の屈強な若者であった。 まだ暑さの残る9月、彼はネクタイ&背広で、擬似父に挑んできたのである。
擬似父は、若い二人の交際を認めた(スタMasaが認める認めないは、当事者二人には、全く関係のないことであるが...)
春3月。職場内の配置換えで、擬似娘は別の部署に移った。スタMasaの手を離れた....。
若い二人は2009年2月に結納が整い、擬似娘はジューン・ブライドとなった
披露宴会場に入る前の二人。
擬似娘、ドレス交換の図。
仕事では、ほとんどノーメイクの擬似娘であったが、この日ばかりは、眩しいほど美しかった。
披露宴会場、スタMasaのテーブルには、擬似娘の手書きのメッセージがあった。 「スタMasa主任は、いつまでも職場のお父さんです....」 不覚にも、涙がこぼれた..
二次会での新郎新婦。
擬似婿には「浮気と暴力は許さん
}と厳命した。 擬似婿は「一生大事にします」と力強く応えた。
スタMasaは、披露宴後の二次会に押しかけた。 場違いであった...
二次会の参加者は、擬似娘と擬似婿の友人たち...皆20歳代であった。
五十代半ばのスタMasa、一人が浮いた
擬似父娘。
娘が嫁に出た。 ほっとした反面、一抹の寂しさを覚えた...。
来年は、擬似孫の顔が見られるであろうか..
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